必要ないので

どこにいっても、馴染めないと思う。私の居場所ではないと思う。集団のなかで、誰かのためになにかする事すらしないくせに。
世間話もどこか、私ではない誰かが言っているみたいだ。勝手に白けている。他人は悪くない、悪いのはいつも私だ。

べったりととけた飴がはりついてるような不快感をみつめながら、それをのけようともせず、私は今日も薄ら笑いでやり過ごす。
いつも思う。ただしいのは、私を取り巻く世界なのだ。